札幌市医師会「札医通信」8月号に記事が掲載されました。
「ダウン症候群のある患者の移行医療支援ガイド」をまとめたダウン症候群の移行医療に関するタスクフォースのメンバー、天使病院 臨床遺伝センターセンター長で小児科医の外木 秀文先生の「ダウン症のある方の移行支援ガイド 成人科の先生に伝えたい小児科医と患者の思い」と題した記事が、札幌市医師会「札医通信」8月号に掲載されました。
知的障害が重いダウン症の患者ではしばしば成人期以降も小児期からの主治医に定期通院をしている現実が多々あります。これらの方では「入院加療」が必要となった場合やいわゆる生活習慣病の発症、あるいは認知症の発症を疑う場合など、小児科での対応は困難になります。適切な医療を提供するには内科の診療体系にお願いせざるを得ません。また一方で状態の良い子は学童期に定期診療からドロップアウトしてしまうことがあります。こうした方は将来を見据えて内科の先生に紹介するにも定期受診がなければ紹介のしようがないので困りますね。彼らは成人後、ひとたび具合が悪くなったとき、どこに行ったらよいのかわからなくてもとの小児科の主治医を頼って受診したりすることが多々あります。だから、そんなことで困る前に、いつでもやさしくケアしてくれるだけでなく診療を俯瞰しコーディネートするような内科の「主治医」が必要とされているのです。
札医通信 2021.8.20 No.648号 pp14-16 (会員専用誌ですので一般の人は閲覧できません)

